システム機構アプリケーション

『FOA-Studio』ソリューション全体像

システム機構アプリケーションの製品体系

FOAのデータ5レイヤー構造(FOA-Studioのシステムアーキテクチャ)

 FOAのシステムアーキテクチャは、5レイヤーの階層構造で成り立っています。現場の様々なデータや活動情報をセンシングする第1層。センシングデータをFOA独自にタグ付けする第2層。タグ付けしたデータをエレメント(現場のコトバの粒度)として意味付けし、CTMを生成する第3層と第4層。更に、意味付けしたメッセージ(CTM)を連結させてストーリー化、全体俯瞰を実現する第5層。
 この一連の、現場データをCTM(意味ありメッセージ)に変換し組織全体で共有する5レイヤー構造の仕組みをFOA-Studio「システム機構アプリケーション」が実現致します。

CTM Generator (CG)

外部データ取得機構 (ラッパー機構)
FOA 第1層

 ラッパーは、FOAシステム上にデータをInputするデータ取得機構の総称で、各システムや製造マシンから取り込んだデータをFOA独自にタグ付けするシステム機構です。これまでの豊富な構築実績を踏まえて、様々なデータが取り込めるように現在、4つのラッパーアプリケーションをご用意しています。
 ・PLCデータ取得機能:PLCラッパー
 ・Textデータ取得機能:Textラッパー
 ・Bulkyデータ取得機能:Bulkyラッパー
 ・OPCデータ取得機能:OPCラッパー

CTM生成/変化検出型イベントドリブン機構:Change Detection
FOA 第2~第4層

 FOAシステムでは、イベントドリブン方式で現場の変化をイベントとしてデータをリアルタイムに収集し、イベントの都度即時処理を行う方式を採用しています。この方式のことを「変化検出型イベントドリブン機構」と呼んでいます。 現場変化の検出は、取り込んだデータの前回値と比較することで実行します。このイベントが発生した時点で周辺にある関係データを同伴データとして同時に取り込み、エレメント演算機構に渡します。制御システム系で一般的に適用されているメカニズムで、発生したデータで処理プログラムを起動し、当該プログラムが受け取ったデータを処理する方式です。このメカニズムを応用して、現場データの変化を検出する機能を付加したものが、この「変化検出型イベントドリブン機構」なのです。

外部API連携実行機能:Mission
FOA 第5~第6層

 Missionは、FOAシステム上のCTMテーブル表とCTMリンク表を元に生成される外部システム連携用の「外部APIアプリケーション」のことです。Missionアプリケーションで、外部データの収集方法、収集期間、CTMエレメントの検索条件等の「CTM収集条件」を設定します。この「CTM収集条件」を元に外部システムとの連携をシームレスに実行します。このMissionは、「FOA Studio」画面上のワンタッチ操作で起動ができ、外部システムから容易にCTMが取り出せるようになります。

CTM共有管理機構:CTM Sharing Station (CSS)

CTM管理機能:CTM Management System
FOA 第1~第5層

 CTMが簡単に共有できるように、FOAシステムには大きく3つのCTM共有管理機構がございます。

 ① CTM所在とCTMの構成・内容、CTM連結内容を表示する「CTMテーブル表/CTMリンク表」
 ② CTMを取り出す為のユーザインターフェースを作成する「ミッション(Mission)」  
 ③ CTMを時系列で保存する「CTMジャーナル」「Gripジャーナル」

 これらを実現する機構として、FOAシステム管理機能:System Builder、CTMミッション管理機能:Mission Builder、CTMカタログ&リンク管理機能、CTM収集管理機能:Flow Engine(FE)、CTMジャーナル機能:CTM J、GRIPジャーナル機能:Growing Raw Information Pacific Jが、FOA-Studioのシステム機構アプリケーションに標準装備されています。
CTM生成から共有、外部連携に至る様々なシステムマネジメントを、FOA-Studioの「CSS」で実現しています。

データファイル格納庫:CTM Journal/Grip Journal

 FOAのシステム機構の特徴の1つが、『CTMジャーナル』と呼ばれるストリーム型のデータファイル格納庫です。 CTM生成機構から生成&送出されたCTMを一時的に保管する場所(格納庫)のことを、『CTMジャーナル』と呼んでいます。 このCTMジャーナルは、単にCTMを時系列に並べたデータファイル格納庫であり、一般的なDB処理(DBによる構造化や正規化)が必要ありません。 その為、一般的なRDBのように、内部構造が設計者にしか分からないというブラックボックス的な構造に比べ極めて可視性に優れたファイル格納形式になっています。事実情報をベースとするCTMの集まりであるCTMジャーナルは、あくまで“事実”を時系列的に集積する処理機構の為、基本的にデータ内容を書き換えることもありません。仮に、間違って入力したデータが存在していたとしても、データ入力を間違えたというイベントそのものも“事実”として時系列的に格納するのがFOA流です。この、イベントや事実を時系列に格納するCTMフィールド機構により、一般的なデータベース議論に出てくる一貫性(Consistency)を確保しつつ、極めてシンプルなデータファイルアクセスが可能となっています。